筋トレしているあなた!
筋トレしたら筋肉は勝手についてくるものだと思っていませんか?
もちろんつきません。
つきませんは語弊があるかもしれません。つきにくい、大きくなりにくいと言った方が適切かもしれません。
「そんなこと当たり前でしょ?」
この記事を読んでいただいている方はそう言ってくれることを期待しますが・・・
もちろんバランスの取れた食事・良質な睡眠がセットで筋肉は大きく育ちます。
だけど筋トレをして、食事も肉などのタンパク質を積極的にとっている。プロテインなどのサプリメントも飲んでいる。
なのに一向に体に変化がみられない。
そんな人も中には多くいるのではないでしょうか?
結論から言うとそれは腸内環境がとっても悪くなっているからの可能性が高いです。
むしろほぼほぼそうなっています。
今回は腸内環境と体づくりの関係性です。
これは筋トレ・ダイエットをしている人だけの話ではなく便秘・下痢に悩まされている人も読んでほしい内容です。
腸内環境が体の栄養の全て
まず大前提として知っておいてもらいたいのが、腸には善玉菌と日和見菌と悪玉菌が存在します。
これらのバランスを腸内フローラと言います。
どの菌が良くてどの菌が悪いと言うわけではありません。
3つの菌のバランスが大事です。
主に働いているのは善玉菌と悪玉菌です。
この2つの菌が食物を消化します。
3つの菌が2:7:1の割合になっていることが好ましいです。
これらの菌は常にせめぎ合ってお互いの勢力を強めようとしています。
善玉菌が優勢となると体にとって良い成分を放出します。
逆に悪玉菌が優勢となると体に悪い毒素を放出するようになります。
正常な腸内環境は便の状態でわかります。
中でも厄介なのが日和見菌で善玉菌と悪玉菌のより有力な方につこうとします。
なので悪玉菌が優勢になると日和見菌が悪玉菌と同じ性質を持つようになります。
この状態でいくら体に良いとされる物を食べたとしても悪玉菌が分解して毒素を排出し続けます。
これがいくらサプリメントを摂取しても効果が現れない原因です。
悪玉菌が優勢になる原因
一番の原因は便秘です。
食べたものは胃でドロドロに溶かされ、腸に運ばれます。
腸は運ばれた食べ物たちを消化、吸収して血液に乗せて体全体に巡らせます。
しかし、このとき便秘の人は腸に便が残り続けます。
腸の温度は大体37度くらいです。
ということはこの便は言ったら真夏の屋外に生ゴミを置きっぱなしにしているようなものです。
もちろん腐敗してます。
この腐敗した食べ物も悪玉菌の大好物です。
厄介なことにこの腐敗した便からも栄養を吸収しようとします。
こんな毒素まみれの血液を身体中に巡らせていてサプリメントなどの効果が出るはずがありません。
つまり便秘を解消しない限りサプリメントは効果を発揮できません。
便秘を改善する方法
プロバイオティクス
ヨーグルトなどの乳酸菌を外部から入れる方法です。
ただし「人には人の乳酸菌」と言われるくらい腸内菌は人それぞれです。
なので自分に合った菌を見つけるのはなかなか苦労がいります。
よく生きたまま腸まで届くと謳った商品がありますが、基本的に自分に合っていないものは異物として認識され、攻撃されて定着できません。
プレバイオティクス
腸内菌の餌となる食物繊維やオリゴ糖などを積極的に摂取することです。
主に根菜類に多く含まれているので野菜をしっかりと取りましょう。
バイオジェニックス
これはあまり知られていない方法かもしれませんが最も効果的かもしれません。
乳酸菌生産物質という善玉菌(乳酸菌)が毎日のように放出している体にとって良い影響のあるものそのものを摂取して腸内環境を整えてしまうという手法です。
もちろん腸内環境が整うことによる作用や効果が期待できます。
ちなみにファスティングで腸内をリセットするという方法もありますがちゃんとしようとするとなかなかキツイものがあります。
なのでここでは続けやすい方法をお伝えしています。
まとめ
プロバイオティクスやプレバイオティクスはゴールまで下道を走っていくようなものだと考えていただくとわかりやすいかもしれません。
バイオジェニックスは高速道路を走っていくようなものです。
どちらにせよ食事が大事なことに変わりはありません。
どうしても筋トレをしているとタンパク質に偏った食事をしてしまいがちです。
動物性タンパク質は悪玉菌の好物でもあります。
ウンコが臭くなるのは動物性のタンパク質を悪玉菌たちが分解しているからです。
筋トレしている人ほど食事の管理をしっかりとしなければいけません!
この機会に筋トレとサプリメントそして腸内環境について考えてみてはいかがでしょうか?
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