どうもこんにちは。ゴリ山 (@gariyama_22)です
よく筋トレなどの話題で話していると
「昔はよく筋トレしてたから筋肉ついてたけど、やらなくなったら脂肪に変わっちゃった」だとか
痩せてる人が「太ってる人はいいよね。ちょっと筋トレしたら脂肪が筋肉に変わるから」という人がいます。
どちらもありえない話なんです!
情報で溢れかえっている昨今でもそういった勘違いはまだまだあるんです。
今回はそんな間違いと、「えっ?でも筋肉が脂肪に変わってる気がするんだけど」という人のためのお話です。
脂肪と筋肉の違い
そもそも全く違う物質であることを覚えておかないといけません。
筋肉の主な成分はタンパク質です。
脂肪は脂質ですね。
よく木と鉄骨くらい違うだとか水と油くらい違うと例えられます。
つまり筋肉がどれだけ足掻こうが脂肪になることはありません。
逆もまた然りで脂肪が筋肉になることもありません。
赤身の肉がちょっと置いておいたら脂肪の塊に変わったなんて話聞いたことないですよね(笑)
そんなの錬金術でしかありません!等価交換です!
※錬金術は話が逸れてるので気にしないでください。
人の遺伝的本能からみる筋肉と脂肪の役割
近年は飽食の時代と言われ、食べ物が捨てるほど溢れています。
しかし人類の歴史上、食べ物が豊富にある時期なんてほんのちょっとの時間です。
何が言いたいかというと、食べ物がない時代のが長かったため、少しでも多く蓄えておきたいというのが本能なんです。
いつ飢餓状態に陥るかわからないから蓄えておこうというシステムが遺伝的に人には備わっています。
つまり脂肪を蓄えていることは本能的には良いことをやっているつもりなんです。
ダイエットは本能に逆らった行為だからしんどいんですね。
しかし、現代社会ではそうは言ってられません!
見栄え、生活習慣病など様々な不具合を引き起こしてしまいます。
筋肉は邪魔者?
あなたは食べたものが主に何に変わるかご存知でしょうか?
筋肉
血液
骨
どれも正解です。
ただ、一番は熱エネルギーです。
つまり体温の維持に使われます。
これには食べたものの60%〜70%が使われるとされています。
では体で熱を生み出しているのは何かというと、筋肉が主な役割を担っています。
だから筋肉が増えると、自然に使われるエネルギーが増えて基礎代謝が上がるわけなんです。
太りにくい・痩せやすい体を作るにはやはり筋肉が必要なんです。
でもちょっと待ってください!
先ほどの項で述べたように人の体には蓄えようとする働きと本能があると言いました。
では勝手にエネルギーを使ってしまう筋肉は邪魔者になってしまいます。
なので基本的には必要最低限の筋肉だけを残そうとします。
特に運動をせずに過ごせばそれに見合った筋肉量になります。
使わない筋肉には栄養を送らないし、発達もしないのです。
人間社会と似ていますね。
働かない奴には給料が出ない!
働けばそれに見合った対価が得られる!
2018年の流行語大賞にノミネートされた「筋肉は裏切らない」というように、やればやるだけ筋肉は応えてくれます!
筋肉が減れば太りやすい
「筋トレしていたけど・・・」
最初の話に戻ると、筋トレして筋肉つけていた人は食べられる量が多いということが予想されます。
この人が筋トレをやめて、食事量が減らなければどうなるでしょう?
筋トレで維持されていた筋肉は最低限の量に減ります。
これで基礎代謝が下がります。
そして筋トレで消費していたエネルギーと、筋肉が勝手に消費してくれてたエネルギーは減ったのに、摂取しているエネルギーがそのままでは必然的に太りますよね。
消費〈 摂取 の形です。
これでは脂肪の巻いた肉ダルマになってしまいます。
「太っている人は・・・」
太っている人は重たい体を支えるために自然と筋肉が多い傾向にあります。
プラスしてそもそも食べる量が多いので筋肉の増量に必要な栄養素を必要な分摂れます。
だから筋肉がつきやすいのです。筋トレをすればの話ですが。
決して脂肪が筋肉に変わっているわけではありません。
しかし体の構造上、筋肉の上に脂肪が乗っているので見栄えは悪いです。
私の体験
プロフィールにも書いていますが、私は頑張って増量したり、思わぬ減量を繰り返しています。
減量してしまった時の話ですが、体重は減ったのに体脂肪率が上がるというトリッキーな減量になりました。
体脂肪率は体に占める脂肪の割合です。
どういうことかと言うと、体脂肪量は変わっていないけど、ひたすら筋肉量が減ったということです。
このとき、もしも筋肉が脂肪に変わるのであれば体脂肪量が増えて体脂肪率も上がるはずです。
少しややこしかったかもしれませんが、筋肉は脂肪に変わらないということを理解してもらえれば大丈夫です。
以上「脂肪が筋肉に変わるなんてありえない!」でした。
少しでもあなたの健康の手助けになれば幸いです。
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