まだ間に合う!【小中学生】姿勢を良くする方法

社会問題になりつつある子供の姿勢不良。親の責任は?

歯並びは直すのに、姿勢は直さないの?

子供たちは、スマートフォンやタブレット、コンピューターの使用が増え、長時間の座り仕事やゲームに夢中になることが多くなっています。

その結果、姿勢の悪さが顕著になり、身体的・精神的な健康に悪影響を及ぼすことがあります。姿勢の悪さは一見無害に思えますが、放置するとさまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。

今回は、子供の姿勢の悪さが引き起こすリスクと、その対策、そして親がどのように関わるべきかについて詳しく解説します。

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目次

姿勢の悪さが引き起こすリスク

 腰痛や背中の痛み

姿勢が悪いと、背骨や腰に不自然な負荷がかかり、筋肉や靭帯に過度なストレスが生じます。これにより、腰痛や背中の痛みが発生しやすくなります。

特に、長時間の座り仕事やゲーム中に前かがみの姿勢が続くと、これらの問題が慢性化することがあります。

肩こりや首の痛み

スマートフォンやタブレットを長時間使用することで、首や肩にかかる負担が増加します。首を前に突き出した姿勢や、肩をすぼめた姿勢が続くと、肩こりや首の痛みを引き起こします。

これらの症状は、頭痛や疲労感の原因にもなります。

近年では小学生でも普通に肩こりを訴えて施術に来ることが増えています。大人になってから直すより、若い頃の方がずっと改善が早いです。ただ、子供にその気がなければ改善は難しので、まずは子供とお話をしてみましょう。

 呼吸機能の低下

姿勢が悪いと、胸や背中の筋肉が圧迫され、呼吸が浅くなります。浅い呼吸は、酸素供給量の低下を招き、集中力やエネルギーレベルの低下につながります。

また、長期的には心肺機能の低下を引き起こす可能性があります。

疲れやすいと感じたら、姿勢不良の影響かもしれません。

消化不良

前かがみの姿勢は、胃や腸を圧迫し、消化機能に悪影響を与えることがあります。これにより、食欲不振や消化不良、便秘などの消化器系の問題が発生しやすくなります。

 精神的な健康への影響

姿勢の悪さは、精神的な健康にも影響を与えることがあります。自信がない姿勢や前かがみの姿勢は、気分の落ち込みや自己肯定感の低下につながることがあります。良い姿勢を保つことで、心身のバランスが整い、精神的な安定が得られます。

姿勢の改善対策

姿勢の悪さを改善するためには、日常生活の中での意識改革と具体的な対策が必要です。以下に姿勢改善のための具体的な方法を紹介します。

正しい座り方を習慣化する

長時間座っていることが多い子供たちにとって、正しい座り方を習慣化することが重要です。

  • 椅子の選び方: 子供の体に合った椅子を選び、足が床にしっかりとつくように調整します。背もたれが腰をしっかりと支えることができる椅子を選ぶことが重要です。
  • 座る姿勢: 背筋を伸ばし、肩をリラックスさせるように指導します。両足を床にしっかりとつけ、膝が直角になるように座らせます。
  • デスクの高さ: デスクの高さを調整し、肘が直角になるようにします。コンピューターの画面は目の高さに合わせ、前かがみにならないようにします。

 適度な運動を取り入れる

適度な運動は、姿勢の改善と筋力の強化に役立ちます。

  • ストレッチ: 日常的に簡単なストレッチを取り入れることで、筋肉の緊張をほぐし、柔軟性を保ちます。特に肩や首、背中のストレッチを重点的に行います。
  • 体幹トレーニング: 体幹の筋力を強化することで、正しい姿勢を維持しやすくなります。プランクやブリッジなどの体幹トレーニングを取り入れましょう。
  • スポーツや運動習慣: 週に数回、スポーツや軽い運動を行うことで、全身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。水泳やヨガ、ダンスなどの活動もおすすめです。

 休憩と姿勢の見直し

長時間同じ姿勢でいることを避けるために、定期的に休憩を取り、姿勢を見直す習慣をつけましょう。

  • タイマーを活用: 30分ごとにタイマーをセットし、短い休憩を取るようにします。立ち上がって体を動かし、姿勢をリセットすることが大切です。
  • 姿勢チェック: 親や教師が定期的に子供の姿勢をチェックし、正しい姿勢を保つように声掛けを行います。
まず、どの姿勢が正しいのか?どこに意識を向けるのか?を知ることが大事!専門家のアドバイスを受けてみましょう。

 快適な睡眠環境の整備

睡眠時の姿勢も重要です。快適な睡眠環境を整えることで、姿勢の改善につなげることができます。

  • マットレスと枕の選び方: 子供の体に合った適度な硬さのマットレスと枕を選び、正しい姿勢で寝られるようにします。
  • 寝る姿勢の指導: 仰向けや横向きで寝るように指導し、うつ伏せで寝ることを避けるようにします。

整体に通ってみる

子供の整体をやっている院は地域に1院はあると思います。そこで適切な施術と日常生活で気をつけるべきアドバイスを受けてみましょう。

院によっては自宅でできる体操などの指導を行ってくれたりもします。

親の関わり方

親が子供の姿勢改善にどのように関わるかが、子供の姿勢改善に大きな影響を与えます。以下に親ができる具体的な関わり方を紹介します。

 モデルとしての親の役割

親自身が良い姿勢を保つことで、子供にとっての良いモデルとなります。

  • 親の姿勢: 親が日常的に正しい姿勢を意識し、子供に見せることで、子供も自然と良い姿勢を意識するようになります。
  • 一緒に運動: 家族全員でストレッチや体幹トレーニングを行うことで、楽しみながら姿勢改善に取り組むことができます。
親が姿勢や健康に時間とお金を割かずに子供に何を言っても響きません。良くも悪くも子供のお手本であることを自覚してください。

 教育と意識向上

子供に対して、正しい姿勢の重要性を教育し、意識向上を図ります。

  • 姿勢の教育: 学校の授業や家庭内で、正しい姿勢の重要性を教えることが重要です。姿勢が健康や学業成績に与える影響について説明し、理解を深めさせます。
  • フィードバック: 子供が正しい姿勢を保っているときには、積極的に褒めることで、良い姿勢を続けるモチベーションを高めます。
間違っても「しゃんとしなさい」などのアバウトな表現はやめましょう。しゃんとできなくなっている可能性があるので、専門家に相談をしてみましょう。

 環境の整備とサポート

子供が正しい姿勢を保ちやすい環境を整えることが大切です。

  • 学習環境の整備: デスクや椅子の高さを調整し、快適な学習環境を提供します。また、適切な照明や静かな学習スペースを確保することも重要です。
  • 定期的なチェック: 親が定期的に子供の姿勢をチェックし、必要に応じてサポートを提供します。例えば、子供が前かがみになっている場合は、正しい姿勢に戻すように声掛けを行います。

 専門家の助けを借りる

姿勢の悪さが深刻な場合や、家庭での対策だけでは改善が難しい場合は、専門家の助けを借りることも検討しましょう。

  • 整形外科医や理学療法士の相談: 姿勢の問題が続く場合や痛みがある場合は、接骨院や整体、理学療法士に相談し、適切なアドバイスと施術を受けることが重要です。
  • 学校の協力: 学校の保健室やカウンセラーと連携し、姿勢改善プログラムを実施することも効果的です。

まとめ

子供の姿勢の悪さは、腰痛や肩こり、呼吸機能の低下、消化不良、精神的な健康問題など、さまざまなリスクを伴います。

親として、子供の姿勢改善に積極的に関わり、正しい姿勢を保つための具体的な対策を講じることが重要です。親がモデルとなり、教育とサポートを通じて、子供が健康的な姿勢を維持できるように導いていきましょう。

良い姿勢は、子供の健康と学業成績、さらには全体的な生活の質を向上させるために欠かせない要素です。

子供たちが健やかに成長し、充実した日々を過ごせるよう、姿勢の重要性を理解し、日々の生活に取り入れていきましょう。親としての役割を果たし、子供の未来を支えるために、今からできることを始めましょう。

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この記事を書いた人

15年間、医療業界、美容、教育に携わって得たノウハウ・知識を発信中。小さなことからコツコツと。人に健康を考える習慣をつけてほしい。健康ってこんなにも素晴らしいんだという当たり前を享受してほしいと願い発信しています。
接骨院、整体院、エステ、子供向け運動教室経営 柔道整復師

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